校歌誕生に纏わる秘話などを縁のある3人の同窓生の方がお寄せ下さいました。
スペースの都合上、会報に掲載できなかったオリジナル原稿と貴重な楽譜をご覧いただけます。
函館中学校校歌(同窓会歌)
第二高等学校教授 土井晩翠作詞
東京音楽学校教授 岡野貞一作曲
一、玄冥の北の一道 関門の岸に臨みて
青春の薫にしるく 基おく育英の場
二、集い寄る千余の子弟 人生の花の綻び
身を鍛え心を錬りて 向上の一路を辿る
三、宇賀の浦万頃の水 駒ヶ岳千仭の山
微を積みて高きに至り 滴より空をもひたす
四、形ある無言の教 仰げ我が紅顔の子等
業成らば双の肩の上 興国の運も負へかし
五、母校の名子弟の誉 花と香と常に伴ふ
任重く道の遠きを 鳴呼健児勉めざらめや
函館中部高等学校々歌
藤原直樹作詞
酒井武雄作曲
一、火柱のはためく峰も 年古りて緑の臥牛
宇賀の浦風の砂山 波寄せてくずれ流るゝ
見よや物なべて移ろう 窮みなし流転の相
二、北の国雪深けれど その底に草はめぐめり
野山荒れ鳥ひそめども やがて来ん春の光に
万象の蘇る見よ こゝにあり不滅の生命
三、白楊のさやめく丘辺 秋深き梢仰げば
冴え渡る銀河の彼方 幽けくぞ星雲燃ゆる
胸に満つ久遠の思ひ 遙かなり真理の彼岸
四、限りなき流転の中に 生命あり不壊の学舎
聞けや今窓の外遠く 新潮の入りくるひゞき
よしさらば若人我ら 踏まんかな希望の門途
踏まんかな希望の門途